テキサスでの野鳥観察について

 

  アメリカの南部に位置するテキサス州は広大な土地に恵まれ、全米でも屈指の野鳥の宝庫となっています(テキサス州の野鳥リストは620種類を超えており、全米No.1である)。特に、メキシコ湾沿いは中南米、カリブ海の島々からの色鮮やかな渡り鳥(アメリカムシクイ、フウキンチョウなど)の休憩地となっており、毎年、大勢のバードウォッチャーが他州や国外から訪れます。

 

    

 

    

 

  赤、青、黄色、オレンジなどのカラフルな体色を持った鳥達。毎年、春になるとアメリカ東部、北部、カナダで営巣するため、中南米、カリブ海の島々からノンストップでメキシコ湾沿いまで飛んで来ます。渡りの途中に暴風雨などに運悪く巻き込まれる事もあり、まさに命懸けです。疲労した鳥達は体力回復のため緑地を求めます。こうした理由から、渡りの時期には海岸沿いにある公園や森林は、バードウォッチングに最適な場所になります。前述したように雨や風向きによっては綺麗な鳥達が数百単位で観察できる日もあり、この現象をfall-out(フォール・アウト)と言います。

 

    

 

  メキシコ湾沿いは水鳥の宝庫でもあります。湿地帯や干潮の海岸は常に水鳥で溢れています。留鳥の小鳥達も含めてテキサスでは一年中バードウォッチングが楽しめます。春の渡りの時期には、1日に100種類以上の野鳥を観察する事も不可能ではありません。

 

    

 

  また、探鳥者が快適かつ安全にバードウォッチングできるように、テキサスでは探鳥地の設備充実、散策路の管理に力を入れています。現在、メキシコ湾沿いに300以上の探鳥地が指定されており、今後もエコツーリズムの一環として力を注いでいくようです。幸い、メキシコ湾沿いにはアメリカ第四の都市ヒューストンがあり、旅行中に不便を感じる事もありません。日本のマーケットもあります。日本のゴールデン・ウィークは春の渡りの時期のピーク後半でもあります。

 

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探鳥地

 

 前述したようにメキシコ湾沿いだけも300以上もの指定された探鳥地があります。その中からヒューストン近郊の場所をいくつか簡単に紹介します。最も有名な野鳥保護区はHigh Island Sanctuaryと呼ばれ、ハイアイランドという小さな町にあります。毎年、春には全米、及び海外の野鳥家、写真家達が、渡り鳥の共演を見にこの静かな町を訪れます。フォト・ブラインドもありますので、色鮮やかな鳥達の写真を撮るには最適です。

 

 また、保護区には、数百羽の Roseate Spoonbill(ベニヘラサギ)などの水鳥が営巣する小島があり、可愛らしい雛達を観察する事もできます。近郊のSabine Woods Sanctuary(サビン・ウッズ野鳥保護区)も同様に美しい渡り鳥のオアシスとして知られ、1日にアメリカムシクイだけでも20種類以上観察できる日もあります。

 

      

 

 Brazos Bend State Parkと呼ばれる州立公園やAnahuac National Wildlife Refugeといった国立野生保護区には広大な湿地帯があり、多数の水鳥以外にもワニ、コヨーテ、アルマジロ、アライグマ、リス、シカ、オポッサムなどの野生の動物も観察できます。運が良ければ、ボブキャットにも遭遇するかもしれません。

 

    

 

    

 

 ガルベストンと呼ばれた町の海岸沿いは年中、カモメ、ペリカン、シギ、チドリ、サギ、ウ、アジサシといった鳥達が生息しています。その内の数種類は日本で迷鳥として記録されています。湿地帯ではクイナやトキにも出会えるでしょう。夏にはコウノトリ(アメリカトキコウ)、グンカンドリ、冬にはカモ類、ツルも観察できます。

 

    

 

 このようにヒューストン近郊だけでも多くの探鳥地が存在し、テキサス州は全米のバードウォッチャー憧れの地となっています。

 

メキシコ国境エリア

 

 ヒューストンから車で7時間ほど南下するとRio Grande Valley(リオ・グランデ・バレー)と呼ばれるメキシコ国境エリアに入ります。バレーにはアメリカでもこのエリアでしか見られない野鳥が多数生息しています。その多くは隣国メキシコからの迷鳥だったのですが、生息分布を急速に広め、現在では留鳥となっています。

 

 その中でもGreen Jay(ミドリサンジャク)は特に美しく、この鳥を見るためにバレーを訪れるバードウォッチャーは数え切れません。ミドリサンジャク以外にも20種類以上の熱帯種を観察できます。春には中南米、カリブ海の島々からの渡り鳥(アメリカムシクイ、フウキンチョウなど)も加わり、留鳥共々、実に豪華な顔ぶれとなります。

 

    

 

 リオ・グランデ・バレーには全米にその名を轟かせている探鳥地が幾つもあります。Santa Ana National Wildlife Refuge Laguna Atascosa National Wildlife Refuge などの国立野生保護区は、ジャングルのように草木が深く生い茂り、独特な雰囲気があります。保護区内の野鳥リストは約400種類(渡り鳥も含む)にも及び、野鳥以外にもオセロット、ジャガランディ、ボブキャットなどの巨大ネコが生息しています。また、美しい熱帯の蝶もあちこちで観察できます。特に、サンタ・アナ国立野生保護区のバタフライ・リストには約300種類が記録されています。   

 

    

 

    

 

 その他にもSabal Palm Grove Audubon Center and Sanctuary(セーバル・パーム・グローブ・オウデュボン野鳥保護区)、Bentsen-Rio Grande State Park(ベンソン・リオ・グランデ州立公園)などの有名な探鳥地があり、餌台やフォト・ブラインドなども設置されていますので、近距離での観察や野鳥の写真を撮るのに最適です。

 

    

 

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