遂に私もデジスコを本格的に始める事になりました(2004年夏)。仕事中にお客様のデジカメで何度が挑戦した程度でしたが、やはり野鳥との距離を心配しなくても良い点は大きいと言えます。野鳥の観察&撮影距離、マナーに関して常に論議が交わされていますが、やはりデジスコの普及はその点において大切なのかもしれません。このページではデジスコを始めるきっかけや、機材について少し述べてみます。カメラの知識がほぼ皆無の私なので、大した事は書いてありません。

 

デジスコの存在を知る

 

  ある日、マレーシアにお住まいのLaurence Pohさんのサイト2004919日に癌の為、お亡くなりになりました。ご冥福をお祈り致します)を偶然見つけ、「デジスコ」の存在を初めてネットで知りました。東南アジアの野鳥の美しさは勿論の事、その画像の鮮明さに驚きました。そして、デジスコの仕組が分りました。しかし、その時は「へぇ〜、凄い事を思いつく人がいるもんだな〜。」程度で、自分でデジスコしてみようとは思いませんでした。

 

デジスコへの憧れ

 

  その後、デジスコが日本でも急速に広まったようで、たーぼさんのサイト(相互リンク)で多くの美しいデジスコ写真を拝見しました。それでも自分にはデジスコは高嶺の花だと思っていました(勿論、憧れは少しずつ膨らんでいきました)。そして、「やっぱりデジスコしたいよ〜。」と思うようになったのはjoypapaさんのサイト(相互リンク)に巡り会った時でした。心の安らぐ音楽と共に楽しめる美しいデジスコ写真の数々に感動でした。

 

 特に、私の目を引いたのはPentax 80ED Review and Impressionのページでした。joypapaさんは私と同じペンタックスのスコープを使用されていると知り、興味津々で読みました。joypapaさんのコメントにもあるように発色やボケ具合が素晴らしいと思いました。「自分のペンタ君でもjoypapaさんみたいな写真が撮れたら良いなぁ〜。」憧れ度が倍増しました。

 

デジカメ選択

 

  その後、どのデジカメを購入すべきか少しずつ調べ始めました(私が持っているオリンパスのウルトラズームではケラレが酷く、デジスコには不向きでした)。そして同ペンタ派のサイトを見つけました。何台か候補のデジカメを見つけたのですが、素人の私には決断が難しく悩んでいました。しかし、そのサイトでのSONY DSC-W1の評価を読んでなんとか決断できた次第です。「シャッターチャンスが2倍くらいになった感じ」というコメントがポイント大でした。

 

私のデジスコ仕様

 

スコープ: PENTAX PF-80EDA

 

  日本ではニコンとコーワが圧倒的な支持を受けているようですが、人が持ってない物をほしがる性格の私は、迷わずペンタックスにしました。黒いボディが格好良く、「黒い稲妻」とか「黒い異端児」みたいなイメージが私にピッタリでした。「黒いボディが夏の炎天下使用に心配」のようなコメントをどこかで見かけました。しかし、カバーが付属していますし、私の場合は常に日陰がある熱帯雨林や、年中気候が温暖な熱帯雲霧林での使用なので問題ありません。

 

 また、北米で有名なSteve Ingrahamさんのサイトにおいて、同スコープの評価が非常に高かったのは、購入の大きな理由にもなりました。同氏の評価の影響かは分りませんか、北米では同スコープ使用のデジスコ派が目に付きます。

 

良い点

 

·  スコープ本体のみならず、接眼レンズ(ズーム)も完全防水

·  クランプネジを緩めると本体が左右に回転し、接眼レンズの角度を8ヶ所まで変更可能

·  ペンタックスが世界に誇る天体望遠鏡用の接眼レンズが使用可能

·  スワロフスキー、ライカ、カールツァイスの御三家より断然安く、ポテンシャルも高い

·  マイナーなスコープなので目立つ

·  デジスコに使用すると非常に柔らかいボケが出て、味わいがある

 

悪い点

 

·  ピント合わせに時間が掛かる

·  ズーム接眼レンズのカバーキャップが緩くて、直ぐ外れる

·  湿度が高いとレンズが曇る

 

接眼レンズ1 smc Zoom Eyepiece2060 倍)

 

  驚くほど巨大なズーム接眼レンズです。このレンズで猪の一頭くらい倒せそうです(笑)。Steve Ingrahamさんの評価通り、全域で非常に明るく、シャープなイメージを提供してくれます。SONY DSC-W1でデジスコしてみると、W端でケラレが発生し、2倍近くまでズームすると完全に消えます。ズームレンズのアダプターは発売されていませんが、レンズに押し付けての撮影は比較的簡単です。

 

接眼レンズ2 smc XW20 (傾斜タイプのスコープで25倍)

 

  このレンズは凄いです。文句なしの買いです。市場最高スペックの見掛け視界70度とアイレリーフ20mmは伊達ではありません。とにかく、視界の広さと明るさは特筆すべきものがあります。結局スコープは本体ではなく、接眼レンズのでき映えが全てだと思わせる一品です。残念なのはSONY DSC-W1との相性です。かなり周辺減光があります。PENTAX OPTIO S5nではアダプターでレンズとの距離を調整できるので、問題ありません。

 

デジカメ1 SONY DSC-W1

 

  ニューヨークのとある店にブラックモデルをオンライン注文したら、シルバーモデルが届きました(笑)。この辺のいい加減さは流石アメリカと言うべきか。返却するのも面倒なのでそのまま使用する事にしました。特筆すべき点は起動時間の速さと液昌画面の大きさです。起動時間に優れ、パワーを押すとアッと言う間に撮影OKになります。2.5インチの液昌画面も当時はセンセーショナルでした。ブレとの戦いになるデジスコにおいて、この画像の大きさは大助かりです。後継機が続々と出ていますが、今でも活躍中です。

 

 

撮影例: PENTAX PF-80EDA+SONY DSC-W1 

Silver-throated Tanager(ギンノドフウキンチョウ)

 

デジカメ2 PENTAX OPTIO S5n

 

  一時帰国した際に入手した非常に小型でスリムなデジカメ。W1がごっつく見えてしまう。PENTAXはデジスコ用のアダプター、レリーズ・キットPF-DS1を販売しており、簡単にデジスコが楽しめる。フォーカス位置をマニュアルで変更できるのが嬉しい(W1は不可)。常にピントを鳥の目に合わせられる。勿論、合わせている内に鳥が飛んで行ってしまう事も・・・・。ただ、W1よりピント合わせがシビア。小型の割には液昌画面が大きいのは嬉しい。プリントしたい時はこのカメラを使用。こちらも後継機が続々出ていますが、元気に活躍中です(画素数は500万あれば十分)。

 

 

撮影例: PENTAX PF-80EDA+ PENTAX OPTIO S5n

Vermilion Flycatcher(ベニタイランチョウ)

 

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